2012年にXeon E3で組んだ自宅サーバがもうそろそろ古くなってきました。
Xeonと言っても、Ivy BridgeのE3-1265LV2ですから、最大メモリも32GBまでですし、何よりマザーボードがIntelのS1200KPRですので16GBまでしか載りません。
頑張ってESXi6.7までアップデートして使ってきたのですが、流石にメモリ容量が足りなすぎる・・・ということで組み替えることにしました。
Xeon E3は性能的にはほぼ同世代のCore i5/i7に近く、クロックが抑えてある代わりにECCメモリが使える位。雑に捉えるとXeonでもE5と違いコア数が少なく、クロックが高い傾向にあるため、シングルスレッド性能が高くなっていてマルチスレッド性能は低いということで、ワークステーションや小規模サーバ向きのCPUだと思います。
退役後の使い道は思いつきませんがメモリもそこそこあるし、GPUだけ増設すれば、まだPCとして使うには十分かなと。
それにしても6年前ならば、サーバとはいえメモリ16GBって結構積んでるほうだったと思います。(仮想環境なら96GBとか192GB搭載しているのも普通でしたしDBサーバなども大量にメモリを搭載していましたが、一般事務所などで使う物理サーバなら4〜8GBだったと思います。)
とにかくメモリが足りないことが不満だったので、メモリが沢山(128GB以上)積めることと仮想環境を動かすのでコア数/スレッド数が多いことを重視して、Xeon D-1557にしました。
TDPが45Wととても低いのが良いところですが、クロックが1.5GHz(TBでも2.1GHz)と低いのでシングルスレッド性能が悪いと言うことは想定内。
Xeon DとXeon Scalable Processorとはどちらにしようか迷ったのですが、TDPが低いこと、シングルスレッド性能は低いけどマルチスレッド性能ならXeon E5-2620V3 デュアル構成と比較してもそれほど悪くないことからXeon Dを使ってみようと。
なかでもD-1557は12C/24Tでメモリが128GBまでいけるので目的には合致するかなと思っての選択です。既に後継のXeon D-2100が出ているのですが非常にお高い(実売で38万位でした。。。)ので1世代古いXeon D-1500で行こうかなという妥協もあって。
SoCなのでM/Bの選択肢がSupermicroとASRock位しかないのですが、既に後継が出ているのでSupermicro位しか出回っていませんでした。
あわよくばminiITXのケースがそのまま使えれば良いかなということで、あまり深く考えずにX10SDV-12C-TLN4Fを選びました。この選択が仇になって非常に苦労したのですが・・・。
写真撮って無かったので文字ばっかりになってしまうのですが。
CPU Xeon D-1557 (18M Cache, 1.5GHZ, 12C/24T)
M/B Supermicro X10SDV-12C-TLN4F
MEM A2ZEON(HPC) RD4R32G48S2666 × 4
HBA Broadcom (Avago, LSI) 9211-8i
HDD Seagate Barracuda ST2000LM015 × 4
ケース In Win IW-CE685/300P
という構成。
自宅サーバなのでCPUとメモリは十分に確保しておくけどストレージにはお金をかけないという方針。似たような構成をHP、Dell、Lenovo、Fujitsu、NECなどのメーカー製で揃えようとすると100万は覚悟しなければなりませんが、部分的にケチれるのはメリットです。(今回はメモリ128GBが一番高いかなぁ・・・)
最初にAtomで組んでいたのでマイクロタワーケース(KEIAN KT-CUBE-ITX01)を使ってきたのですが、今回はMicroATX対応のスリムタワーケースにしてみました。
KEIANのケースも悪くなかったのですが俗に言う窒息ケースで、筐体内の温度が下がらなかったのと、添付の電源がすぐ故障した(SilverStoneのSFX電源に交換してからはトラブル起きませんでしたが)、最近はminiITXのマザー少ないし・・・。ということもありますが、スリムタワーのケースがすっきりしてて良さそうに見えたので。
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