「MacOS X」と一致するもの

前述のUbuntu server 10.10 自動起動に失敗するはrc.dから起動する話だが、dovecotについてはUpstartで直接起動する。

dovecotをeth0:1、eth0:2等のサブインターフェースを使い動作させているのだけど、自動起動に失敗していた。 インターフェースの初期化よりも先にdovecotが起動されるらしく、エラーログ(/var/log/mail.err)に次のようなエラーが記録されていた。
Mar 22 20:23:30 hostname dovecot: bind(192.168.110.1, 143) failed: Cannot assign requested address
この場合の対処は簡単でstart onの条件にサブインターフェースのインターフェースアップを記述する事で収まった。
start on filesystem and net-device-up IFACE=eth0:1
通常のSysVInitを採用するUNIXならば、例えばS01networkでNICの初期化、インターフェースのアップが行われているのであれば、S90dovecotとか01→90と記述する事で簡単に起動順序を変更する事が出来るのだが、Upstartを採用しているUbuntu10.10ではstart onの条件としてデーモン起動時に事前に必要になる項目を書く必要があるという事になる。
正直Upstartの方法はちょっと面倒臭いので、多分互換性維持の為に残されていると思われるrc.d(/etc/init/rcで起動される)に起動スクリプトを置いたほうが分かりやすいかも知れない。Ubuntu Desktop版のようにクライアント用途で、利用者が起動スクリプトを配置することが無いのであれば、起動時間の短縮やホットプラグデバイスの利用を考えてUpstartを採用した方が良いと思われるのだが。
正直、SystemV系UNIXの /etc/rc*.d/に/etc/init.d/*へのシンボリックリンクを張って自動起動を制御するとか、RedHat系のchkconfigで自動起動のOn/Offが簡単に行える環境、BSD系のrc.localとかにNAMED=ONとか書くだけの簡単なやりかたに馴れすぎていてSolaris10のsvcadmやUbuntuのUpstart、MacOSXのLaunchchtなんか面倒で仕方無いのだけれど。

Chip32

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フリーのソフト音源でChip32っていうのを見つけた。

オリジナルはWindows版のVSTiでSam's Hard&Soft DIYで配布されているのだけど、ApulSoftでMacOSX版AUが公開されている。

ソフトシンセの一つなんだけど何が面白いの?と言うと、いわゆる波形メモリ音源のエミュレートができるというところ。
波形メモリ音源って言ったら、昔々のゲーム機に使われてた音源の一つなんだけど、PSG、SSGと言った矩形波しか出せない音源と違って、32バイト長で自由な波形を作って使えるというのが特徴。たった32バイトだし、分解能も8ビット程度だからPCM音源と違ってリアルな楽音とか出せる訳じゃない。
へ系メモリ音源の有名どころと言えば、ナムコが業務用ゲーム機で使ってたC15とか、C30と言った音源や、ファミコンの拡張音源として使っていたN106、コナミがMSX、業務用ゲーム機(グラディウスなど)、ファミコンなどで使っていたSCC、ゲーム機本体ではPCエンジンに搭載されていた音源も波形メモリ音源だったようだ。

32バイトだから波形もかなり荒くなってしまい、三角波だとか、ノコギリ波なんかも、通常のシンセの音色よりかなりノイジーになってしまう。当然、フィルター(VCF、DCF)も搭載されてないので、かなり耳に刺さるような音になる。逆にこれが特徴になってるって感じもあるけど。




ニコ動だけど、そのChip32を使ってナムコのゲームを鳴らしてるという動画。オリジナルの波形を抽出して鳴らしているので再現度は高いと思われる。記憶通りというか、懐かしい音が鳴ってて、いい感じだ。

WindowsXPからWindows7への移行

ちょっと愚痴っぽくなりますが、

WindowsXPからWindows7への移行てヤツを体験してきました。
M$の移行ツールはかなり優秀なヤツという事が判りました。
が、

もう一つ分かったことが、M$はWindowsXPの標準のメールクライアント(MUA)は
Outlook Express
だと認識しているようだ、という事も判りました。


あれって優秀なヤツじゃない・・・というか、以前使って色々と困った経緯もあって・・・と思っていたので、、Windows環境でも、Becky! 買ったり、Thunderbird使ったりしてたんですけどね。Windows7ってのが標準でMUAを搭載してないので、Windows Liveメールをダウンロードしてインストールするか、WebMailを使うか、他のMUAを使うものだと思っていました。MacOSXの標準MUAであるMailがそれなりに使えるヤツな事を考えると、ちょっと・・・いや、かなり残念なんですが。。。(Linuxの多くのディストリビューションで標準MUA、Sylpheedももうちょっとどうにかならんのかなぁ・・・。)

それは置いておいて、さてOutlook ExpressからWindows Live Mailに移行すると、フォルダ構造はインポートされるんですが、メールの本文が受信フォルダに全部入ってしまって、かなり焦りました。フォルダ構造も完全に移行してくれて当然だと思っていたので・・・。単なるトラブルかも知れませんが。

あとはユーザインターフェースをあっさりと変えてしまったことも簡単に受け入れられない要因です。
ある程度PCに馴れた人なら苦にならないんでしょうけど、そうでない人も居ますから。



という事で、Windows7への移行もすんなりいかないなぁ・・・って感想ですね。
ただ移行ツールはかなり賢くなってます。これまでのWindowsでのユーザデータの移行の煩雑さを考えると、かなり良くなってるなぁ・・・とは思います。


でも、、、一般のユーザがWindowsXPからWindows7への移行を簡単にできる・・・ってのはウソでしょうね。

スキャナが動いた

CanonのN1220Uという随分古い・・・ニュースリリースで見たところ発売が2000年8月だそうです・・・フラットヘッドスキャナを持っているんですが、かなり以前からドライバの提供が止まっていて、Windows版のドライバはXPで終了、MacOS X用のドライバはPowerPC版 OS X 10.1.3用で終了(当然Intel Macは非対応)してしまったので、今となっては使える環境も無く、かといって壊れたわけでもないので捨てるに捨てられず・・・と困った状態になっていたのですが。

何と、Ubuntu 10.04で動きました!

Ubuntu 10.04に標準でSimple Scanというソフトが入っているんですが、N1220UをUSBで接続してSimple Scanでスキャンさせてみたら、そのまま動いてしまいました。
ちょっとビックリです。


別にスキャンしたいものも無かったので、手元にある文庫本をスキャンさせてみました。

スキャナN1220Uの動作テスト(宇宙の果ての)


スキャンさせたものがあまりに・・・という気がしますが、なんせ、すぐ手元にあったもので・・・。



10年も前のスキャナなのに十分綺麗にスキャンできているし、まだまだ現役じゃなねぇか!と思うのですが、、、ドライバの提供が終わっちゃっているってのが、勿体ないなぁ。VistaとかWindows7とかIntel Macに乗り換えた人が、ドライバが無いって事でスキャナを買い換えたりした事もあるんだろうなぁ、とか妄想してみますが。

Ubuntuなかなか使えるんじゃないか?と。



Firefox 3.6.4

22日にFirefoxの3.6.4がリリースされていました。

Firefox 3.6.4

3.6.3からのマイナーバージョンアップなので、基本的にはバグの修正がメインになるのだけど、今回のバージョンアップではOOPP(Out of Process Plugins)という仕組みが取り入れられ、Adobe FlashやQuickTime、Silverlightといったプラグインを別プロセスで動作させることで、プラグインが停止した場合でもブラウザ自体がクラッシュしないようになった。割と大きな構造変更になるのだけど、あくまでマイナー番号が上がったのみです。
但し、残念ながらOOPPが提供されるのはWindows版とLinux版のみで、MacOSX版はバージョン4.0移行でサポートされるようです。

Google Chromeはタブ毎(厳密にはサイトのドメイン毎・・・らしいけど)にサンドボックス化することで、ページの表示に引きずられてブラウザが落ちるのを防いだり、セキュリティを高めたりしているので、クラッシュしたFlash等を表示していたタブごと落ちる仕様なのに対し、Firefoxの場合はプラグイン毎に別プロセスとして分離するのでタブ(ページの表示)そのものには影響を与えないようです。