「Solaris」と一致するもの

自宅サーバ更新(3)

前回の続き。

HBAというかRaidカードの部分ですが、型落ち(世代前の製品)が安く手に入るようになってきたので、ハードウェアRAIDカードを使う方針です。


色々検討はしたのですが、
  • HDDケースでRAID機能を搭載している製品を使う
  • ESXiのゲストOSにFreeNASを載せて、パススルーでHDDに直接アクセスさせる。その上で、ソフトウェアRAIDを組んでiSCSIまたはNFSでESXiにストレージを見せる方法
  • ハードウェアRAIDカードを搭載する方法
  • ゲストOSの中でRAIDを組む

さて、どれが良いのでしょうか。

自宅サーバのESXi化

自宅サーバ(ATOM - Intel D510MO)にUbuntu Server の64ビット版をインストールして運用させてたのですが(自宅サーバ リプレース)、ESXiが5.0になって蟹を認識するようになったとのことで当初の計画通り仮想化(ESXi)する事にしました。

当初の計画としてはD510MOにESXi4.0をインストールして、それまでSolaris10の仮想化(コンテナ)で動作させていた仮想サーバ群をそのまま移行する事を考えていたのですが、D510MOに搭載しているNIC(蟹さん)がESXiで動作しない・・・無理矢理、蟹のドライバ(oem.tgz)を入れて動かすという荒技もあるようですがNICが安定動作しないという情報もあって頓挫・・・という事情もあって、Ubuntu Serverの64ビット版で全部のサービスを一気に動かすという無理な移行をしました。
動作させているサーバというと、
・内部DNSサーバ×3台(自宅内でVlan毎に別のDNSドメインにしているため)

・外部DNSサーバ×2台

・メールスプールサーバ(ごく普通のメールサーバです)

・メールリレーサーバ(Clamsmtpdでメールのウイルスチェックをさせています)

・Proxyサーバ(Havpでウイルスチェックさせています)

・ブログサーバ(・・・このブログです。唯一重いサーバです。)

と、元々仮想化していたサーバ群なので、負荷的には全然軽いサーバばかりです。
仮想化していたサーバを1台に無理矢理集約していたのでDNSサーバが面倒な構成になっていて、外部と内部向けのDNSが共存していることと、内部向けに個別のDNSドメインが存在しているからViewを使ってしまうとスレーブサーバのゾーン転送が難しくなることから、サーバ内に個別のBINDを立ち上げて運用させていました。そして、どうしてもNICが2枚は必要だったのでIntelのPCI NIC(82541PI)を増設していました。

前述のUbuntu server 10.10 自動起動に失敗するはrc.dから起動する話だが、dovecotについてはUpstartで直接起動する。

dovecotをeth0:1、eth0:2等のサブインターフェースを使い動作させているのだけど、自動起動に失敗していた。 インターフェースの初期化よりも先にdovecotが起動されるらしく、エラーログ(/var/log/mail.err)に次のようなエラーが記録されていた。
Mar 22 20:23:30 hostname dovecot: bind(192.168.110.1, 143) failed: Cannot assign requested address
この場合の対処は簡単でstart onの条件にサブインターフェースのインターフェースアップを記述する事で収まった。
start on filesystem and net-device-up IFACE=eth0:1
通常のSysVInitを採用するUNIXならば、例えばS01networkでNICの初期化、インターフェースのアップが行われているのであれば、S90dovecotとか01→90と記述する事で簡単に起動順序を変更する事が出来るのだが、Upstartを採用しているUbuntu10.10ではstart onの条件としてデーモン起動時に事前に必要になる項目を書く必要があるという事になる。
正直Upstartの方法はちょっと面倒臭いので、多分互換性維持の為に残されていると思われるrc.d(/etc/init/rcで起動される)に起動スクリプトを置いたほうが分かりやすいかも知れない。Ubuntu Desktop版のようにクライアント用途で、利用者が起動スクリプトを配置することが無いのであれば、起動時間の短縮やホットプラグデバイスの利用を考えてUpstartを採用した方が良いと思われるのだが。
正直、SystemV系UNIXの /etc/rc*.d/に/etc/init.d/*へのシンボリックリンクを張って自動起動を制御するとか、RedHat系のchkconfigで自動起動のOn/Offが簡単に行える環境、BSD系のrc.localとかにNAMED=ONとか書くだけの簡単なやりかたに馴れすぎていてSolaris10のsvcadmやUbuntuのUpstart、MacOSXのLaunchchtなんか面倒で仕方無いのだけれど。

自宅サーバ リプレース

ずいぶん前からIntelのD510MOが買ってあって、これで新しいサーバを組もうと思っていたのですが、このところ相当仕事が忙しくて、全く時間が無かった・・・というか寝る時間すらなかったので、かなりほって置いたのですが、やっと組み立てました。
Pentium4の531からAtomD510への移行ということで、スペックアップというよりは省電力化、静音化を狙ってという意味合いが強いです。外部公開する必要があるサービスはDNSとメールだけなので、別にスペックは必要無いのです。メールが増えてきたのでディスク容量は大幅に増加させましたが。
OSはOpenSolarisも考えましたが、Sunの買収により今後の動向が心配だったので、別のOSに移行する事にしました。個人的な趣味でFreeBSD / NetBSDでも良かったし、無難にCentOSという選択肢もアリだったのですが、GUIが使えるようにしておきたかった事と、クライアントPCとしても使ってみたかったのでUbuntu Serverにしてみました。

基本的にはDNSサーバもBind9からBind9、メールサーバもPostfix→Postfix、Dovecot→Dovecotという事でデータ移行を含めても数時間でさっくり動かすことが出来ました。
ついでにhavpとclamsmtpもインストールして、Web、メールのウイルスチェックも実施する事に。


OpenOffice.orgコミュニティ、Oracleから独立。名称も「LibreOffice」に
 OpenOffice.orgの開発コミュニティは9月28日、10年間に渡って同プロジェクトを支援してきたOracle(旧Sun Microsystems)から離れ、新たに独立組織「The Document Foundation」を立ち上げると発表した。同組織の下、OpenOffice.orgは新たに「LibreOffice」という名称で開発やリリー スが続けられる。
ネタ元はSorceForgeの記事なんですが、徐々にSunの時の体勢からOracle体勢になって、締め付けとかもあったんでしょうか?真実はともかく、OOoの開発者の一部が別団体を立ち上げてそちらに移ったという話ですね。

SolarisもMySQLもだけど、あまり商用色が強くなってしまうと魅力が無くなってしまう気が。

いったいOracleは今後Sunの持っていたプロダクツをどうするんでしょうね。
個人的にはWS用途 Solaris→Ubuntuに移行済み。SV用途 Solaris→移行先を検討中。(多分、OracleSolarisへの移行って線は無くって、VMwareESXiにCentOSとBSDを乗っけるか、FreeBSDでZFS使って構築するのがベストかなぁと思ってますが・・・)

追記
/.jpのタレコミ、滅茶苦茶早いですね。