IPアドレスにまつわる話

きょうのだめだめ(2)に書かれていたちょっと古い話ですが、
ある人が本の執筆をした際にサンプルとして192.168.0.1というプライベートアドレスを書いたそうな。そうすると
あのぉ、192.168.0.1 と 192.168.0.2 は、わたしが使っている IP アドレスですので勝手に使わないでください。なおこの件に付いては、 JPNIC にも通報済みです。
というクレームが来たそうだ。。。プライベートアドレスであることを説明したところ
192.168.0.1 と 192.168.0.2 はプライベートアドレスとのことですが、わたしの自宅ではグローバルアドレスに使っています。
どうも著者の方とは見解が異なるようです。
このままでは自宅が攻撃されないとも限りません。お願いですから、責任(名誉毀損)をとってください。
と言ってきたらしい。筆者も困ったでしょうが、JPNICの方もさぞかし困られたんではないかと思います。

買ってきたルータのグローバルアドレス側に192.168.0.1のアドレスが振られています。従って192.168.0.1は、私が所持しているアドレスです。申し訳ございませんが、他に私がこのアドレスを所持することを証明する必要がありますか。
最後はこんな事も言ったらしい。。。

ま、こういう輩には説明するだけ無駄って気もしますね。

実は、例として使うドメイン名や、IPアドレスについてもRFCで規定があるらしく、
例として推奨されているドメイン名とIPアドレスによると

例として使うドメイン名はRFC2606で
example.com
example.net
example.org

IPv4アドレスについてはRFC5737で
The blocks 192.0.2.0/24 (TEST-NET-1), 198.51.100.0/24 (TEST-NET-2), and 203.0.113.0/24 (TEST-NET-3) are provided for use in documentation.
と定められているようです。

さすがに例として使う為の割り当てがあるとは知りませんでしたが。。。