Ubuntu 常用するための設定

Ubuntu10.04を常用するためには多少好みに合わせたカスタマイズをした方がよいと思う。好みの問題等もあるが、まず一番不満な日本語入力環境から整えてみる。

日本語入力として標準はiBus+Anthyがインストールされているが、変換効率が今ひとつ・・・というかたとえばカタカナ語を入力しても無理に単漢字変換しようとしたりするとか、使っているとかなりフラストレーションがたまる。
普段はWindowsでもMacでもATOK 2009を使っているのもあって、Ubuntuにも普段から使い慣れたATOK X3を入れている。


Ubuntu10.04にATOK X3をインストールする手順


ATOK X3の媒体が/media/cdromにマウントされていることとして、テンポラリフォルダにコピーして解凍する。
$ cp /media/cdrom/atokx3.tar.gz /tmp/
$ cd /tmp
$ gunzip -c atokx3.tar.gz | tar xf -

/etc/gtk-2.0/gtk.imodulesファイルを作成
$ sudo touch /etc/gtk-2.0/gtk.immodules

ATOK X3のインストーラを起動する
$ cd ATOKX3
$ sudo bash ./setupatok_deb.sh

ライセンス承諾はYesと答える
If you do not accept the terms of the license agreement,Please select "No".? (yes/no)yes

インストールの完了
Installation has been completed.


次に、パッチ(Update2)を適用する。(パッチは/tmpにダウンロード済みとして)

まずは解凍する。
$ cd /tmp
$ gunzip -c atokx3up2.tar.gz | tar xf -

で、インストールする。
$ cd atokx3up2
$ sudo bash ./setupatok_up2_deb.sh

インストールの完了
Update has been completed.


最後に、アップデートモジュールを適用する。(パッチは/tmpにダウンロード済みとして)

まずは解凍。
$ /
$ gunzip -c atokx3gtk216.tar.gz | sudo tar xf -


ここまでの手順でATOK X3のインストール〜必要パッチの適用まで行えたはずなので、ATOKに切り替えてみる。

$ sudo /opt/atokx3/sample/setting_debian4.sh


ログアウト→ログインし直せばATOKが使えるようになっている。


Ubuntuは基本的にrootアカウントは使えない設定になっている。BSD系のOSと似た感じだ。rootアカウントを解禁すれば良いだけの話なのだが、ポリシーを守ってsudoとsuだけで何とかすることも可能なので、できればそのように使ったほうが良いと思う。