世界初のパーソナルコンピューター

世界初のパーソナルコンピューターといえば、MITSのAltair8800だと言われています。

CPUとしてインテルのi8080を使い、メモリも256バイト、入力はスイッチ、出力はLEDのみ・・・という本当に何もないコンピュータでしたが、値段も安く(発売当初 組み立てキットで397米ドル)個人で買えたこと、個人向けに発売されたことから、世界初の・・・と言われています。(アップル社のApple Iだとする説もありますが、時系列に見るとAltairのほうが速かったようです。)
かのMicrosoftが会社を立ち上げた経緯も、このコンピュータ向けにBASICを開発し発売することが発端ですので、コンピュータ史に残るマシンであることに変わりは無いでしょう。

もともとCRTもキーボードも無いマシンですので、BASIC?って感じですが、シリアルI/Fカードを介して外部にテレタイプ(CRTとキーボードだけが付いた機械。有名な所でVT100)を接続して使われたようです。その後も、様々なI/Oカード、ビデオカード、増設メモリ、FDD I/Fカード、CPUアップグレードカード等が発売され、それらを組み合わせることでいわゆるパーソナルコンピューターとして使えるようになったようです。※拡張バスが18スロットもあり、そのうち16本が空きだったらしいです。


Altair8800は触ったこともありませんが、映画WarGameでAltair互換機のIMSAI8800が使われてましたね。


で、何故Altairの話かと言えば、そのAltairを作ったEd Roberts氏が今年の4月1日に亡くなっていたという事を今更知ったからです。
Microsoft創立者のビル・ゲイツ氏とポール・アレン氏も追悼の声明を出したようです。