Chicago

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思いっきり、べったべたなんだけど、突然ChicagoのHard To Say I'm Sorry (素直になれなくて) が聞きたくなったので、普通にYouTubeで探したらありました。



流石に名曲だよなーとか、特にサビ(after all that we've been through〜のところ)のコード進行がE→A(onC#)→B(onD#)→B(onC#)→G#(onB#)→C#m→C#m(onB)→F#7(onA#)ってなってるところとか、ちょっとベタベタだけどいいなーとか思って聞きまくってたんですが、あっさりCDが出てきました。なんだ持ってるじゃんw ってな事があったのですが、
以前も10ccのI'm Not In Loveで似たような事があったような・・・?

さてHard To Say I'm Sorryの収録されたChicago16(1982年)ですが、デヴィッド フォスターの力でバンドが盛り返したというか、生き返ったその時の楽曲なわけですが、
そもそもChicagoってバンドの結成が60年代で、70年代初期〜中期(75〜76年位ってちょうどキングクリムゾンが解散したり、プログレからポップへの変化があった時期ですね)に名声を得たバンドで、80年代には既に死にかけて・・・えっと他のロックバンドの多くも80年代初頭にはオールドウエーブの烙印を押されて立ち行かなくなっていた時期ですので、Chicagoだけがって訳じゃありません。単なる時代の流れ、流行の変化です。・・・いたわけですが、デヴィッドフォスターがプロデュースしたChicago16で80年代的な洗練されたサウンドを手に入れて復活した訳ですね。当然バンドとしてのサウンドはガラッと変わってしまったわけで、旧来からのファン層には相当抵抗感もあったようですが。
そんなことで、Chicagoの曲だけど、デヴィッドフォスターの曲って考えた方がいいかも。

何でいきなりChicagoに行き着いたかと言えば、Genesisもピーターゲイブリエルの脱退後にフィルコリンズがざっくりサウンドを変化させて70年代から80年代の変化についていった時期があって・・・Invisible Touchとかの時期かな・・・そのフィルコリンズが引退なんて話もあったり、脊髄の病気で大手術を受けたなんていう話があったのですが、引退を撤回して9月に新しいアルバムを出したということで、フィルコリンズ→ジェネシス→80年代初頭のロックバンドの遍歴→シカゴって具合に思い出した訳です。

そいえば、フィルコリンズのソロも何か持ってたような気が・・・



Invisible Touchですね。あーこれはちゃんとアルバムあります。

で、バラードの話に戻って10ccのI'm Not In Loveです。
非常に有名な曲なんですが、実は全米1位にはなっていなかった(全英1位ですが)という事で、ちょっと不思議に思うところです。



ところで、I'm Not In Loveって、この不思議な透明感のあるコーラスが印象的ですが、当時の機材でどうやったのだろう?と思っていたら、何とオーバーダブで3人の声を3人×13音階×16トラック=624声も重ねて作ったそうで、とても手間暇掛けて作ってたんですね。今時ならもっと楽に出来そうなんですが・・・ね。