Hybrid W-Zero3 販売終了(2)

会社更生法の話とか、MVNO回線の話とか、憶測というか色々ネタはあるのですが、実際のところ思いのほか売れ行きが良くて在庫が無くなっただけ(ITMedia)、メーカーと納品スケジュールや数量を協議している段階で、ウィルコムとして販売を終了したという判断はしていない(CNET Japan)ということになっているようだ。一方でメーカー側で、Hybrid W-Zero3を生産していたラインが既に別の端末の生産ラインとして使われているなどの情報もあり、どっちが正しい情報なのか判断が付き兼ねる状態だ。
ということで、電話としての安定性だとか、絵文字メールの使いやすさを求めないのであればPHS(音声/データ通信)とW-CDMA(データ通信)が同時に使えるという非常にユニークな端末(しかもGSM対応のW-SIMを入手すると、GSMのSIMカードと組み合わせてGSM端末にすらなる。)なので、買えるうちに買っておいた方が良いかもしれない。嘘か本当かは分からないが、上記の記事にある増産の話にしろ、するとは書かれてはいない。あくまでメーカー側と調整に入ったということがかかれているのみである。

ちなみにしばらく使ってみての感想だが、
キーボードが無くなって不便なのは事実だが、ケータイと同様な10キー入力は可能であるし、前述したFingerKeyboardなどのソフトウェアキーを組み合わせる事で、タッチパネルによる・・・iPhoneやXPERIAのような・・・入力が可能である。うまく使うことでハードウェアキーが無くなった分の穴埋めは十分に可能なのではないかという気になってきた。
逆にタッチパネルで画面をスクロールさせたりというインターフェースがそれなりに使いやすいので、アドエスまでのUIと別物として考えた方が良さそうだ。余談だが、USBホストアダプタ経由でUSBマウスを接続すると、そのままマウスポインタが表示されて、マウスでの操作が可能になる。この状態でも基本的なインターフェースはタッチパネルがベースになっているので、ドラッグ操作がスクロール操作になって、すこし変わった操作感になる。(AdobeReaderみたいな状態になる)
従来のPCと同様なインターフェース、例えばShiftキーやCrtlキーとの同時押しで、複数選択だったち範囲選択を行うことや、マウスのドラッグで範囲選択を行うことはできない。