Delphiのライブラリに感染するウイルスが猛威を

DelphiとかOracleとかのネーミング、あまりに同一路線だとか思ったけど
デルファイの神託によると
そもそもDelphi(言語)はOracle(データベース)のフロントエンドとして利用して欲しかったらしい。

さて,データベースといえばオラクル(Oracle),「オラクル,ミラクル」言われるぐらい有名であるが,考えてみればかなり大胆な名前であ る.Delphiは開発当初,Oracleのフロントエンドとして利用してもらおうという計画があった.そこで,Oracleに最も関係のある都市名であ るDelphiという名前になったという.このDelphiは,実は開発コード名であったが,当時の社長の発言で,そのまま製品名となったそうであ る.The Oracle at Delphiは,発売当初のコピーである.

個人的にはPascal系の言語には全く手を出していないので、さっぱり訳ワカンナイんだけど、未だにDelphi使いも多いようで、Delphiのライブラリに感染するウイルスが猛威を振るっているよう。

 (株)ベクターは23日、同社が運営するソフトウェアライブラリ"ベクター"で公開されていたソフトの一部が、"W32/Induc-A"などと 呼ばれるウイルスに感染していたことを公表した。24日現在、当該ソフトのダウンロードは停止されており、同社サイトでは対象となるソフトや、ウイルスの 駆除方法などの情報が公開されている。

 感染が確認されたのは、以下の7ソフトの下記バージョン。

  • 「BellTheCat」v3.60/3.61/3.62
  • 「BOB」v3.22
  • 「CLips」v8.61
  • 「HiG(BeS Tools)」v4.00
  • 「kOSU」v1.41/1.42
  • 「OSPE」v4.20/4.21
  • 「壱番館」v7.82/7.83

  また、「PickBack」「PickBack2」、および6月16日から8月5日まで公開されていた「Wise Disk Cleaner 4 Free」「WiseRegistryCleanerFree」の旧バージョンにも感染の疑いがあり、ダウンロードが停止されている。

 同社では引き続き、過去に公開していたソフトの再検査を実施中とのこと。上記ソフトをダウンロードしたことがある方はもちろん、そうでない方もこの機会にパソコン全体のウイルスチェックを行うことをお勧めする。

  今回、感染が確認された"W32/Induc-A"は、開発環境「Delphi」v4/5/6/7を通じて感染を拡大するウイルスで、感染した 「Delphi」でプログラムをコンパイルすると、作成されたプログラムも感染する仕組み。「Delphi」でプログラムを開発されている方はとくにご注 意いただきたい。


Delphiと言えば、Windowsの開発環境としては人気のある存在。M$謹製のVisual Basicと比べるとソフトウェアの配布時のライブラリの制限だとかが少ない事や、開発環境そのものの出来の良さなどは以前から聞く話だし、それなりに興味はあるのだが・・・。今更Pascal(Delphiは言語としてはPascalの系譜)に手を出してみようとは思わないし・・・。