OKI、半導体部門をロームに売却・年内に1000億円規模

OKI、半導体部門をロームに売却・年内に1000億円規模
実現すれば国内企業同士で半導体部門を丸ごと譲渡する初のケースとみられる。
OKIがロームに丸ごと・・・って事ですけど、国内の電機メーカーとしては思い切った決断かなと思います。
素人目に見ても国内の電機メーカーって未だに半導体の設計・製造能力を中心に製品のコストダウンを計ったり優位点を生み出したりという、電卓戦争の頃のモデルの延長線上にあるような気がするんですよ。だから半導体部門ってのは単体で利益を上げてなくても、それを自社で保有することに意味があるというか。
そう思ってたんで、部門毎の切り売りならまだ判るのですが、半導体部門丸ごとというのに少し驚いたり。
あとロームもOKIもその、ちょっと特殊なというか、個性的な製品に的を絞って生き残りを図っているメーカーだと思っていたので、同じような方針の会社同士で合併というのも、なんだか不思議なんですよ。普通、補完しあう関係というか、合併により相乗効果があるから・・・とか言うのが多いんですけど。