契約数が1億件を突破した国内の携帯電話市場は飽和状態に入り、端末の売り上げは伸び悩み、端末メーカーの多くは採算の悪化に苦しんでいる。三菱電機は低収益部門から撤退し、経営資源をより収益力の高い部門に集中する。
国内の大手電機メーカーでは、1月に三洋電機が携帯端末事業を京セラに売却することを決めたが、他社に売却せず完全撤退するのは初めてだ。このあたりに、三菱のプライドが感じられますね。
三菱電機の携帯電話端末の国内出荷台数は2006年度で約300万台。国内シェア(占有率)は下位に位置している。三菱の撤退をきっかけに今後、携帯電話端末メーカーの再編がさらに進む可能性もある。全体的なマスの現象の中で再編が行われて行くのかも知れません。そうなったときに、日本のメーカーが生き残れるのか・・・ちょっと疑問ですけどね。
民間調査会社、MM総研(東京・港区)によると、国内の携帯電話端末の販売台数は07年度で4980万台。2010年度には4200万台まで減少する見通しだ。
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