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このところDTM(という言い方は好きじゃないんですが。)とか、その手のネタが多いので。

昨日久々に「MIDIの打ち込み」という単語を聞きました。いや、その単語には何か抵抗あるんですよ。
確かに随分前にシーケンサベースで「打ち込み」やってた事も事実なんですが、当時も割とリアルタイムで録音してエディットしてというやり方が中心でした。弾けないところはテンポ落とせばOKというノリで。その点で昔のレコンポのステップ入力はちょっと好きでした。鍵盤を押すと音符が入るんだけど、その時のベロシティ情報は記録されるみたいな。当然ノートオン、ノートオフのタイミングは画一になるんですが、あれは楽でした。ちょっと揺らぐ感も出るし。

ちょっと誤解してるのかも知れませんがDTMとか言われると「音符をペタペタ貼り付けること」(昔のミュージ君やミュージ郎のイメージ)、打ち込みと言われると「数値で入力すること」か「ピアノロールで貼り付けすること」を連想しちゃうのでどうも好きな言い方ではないのです。(打ち込みでも凄いテクニックの人も居ましたね。楽器弾けなくてもプロミュージシャンとかも居ますし。) 当時あまりに「ベタ打ち」(当然ベロシティとゲートタイムは固定)&「リバーブ掛けまくり(多分 全トラック60とか80とか・・・)」の曲を聴いたせいで非常に印象悪かったりするんです。ものすごく不自然に聞こえてました。・・・あ、えーっと、ベタ打ちでもいい場合もあるのですが、上手く表現できないんですが、そう言うのに限って生楽器の音とか使ってるのが多くて・・・イメージの問題ですかね?

ここ数年、DAWかハードウェアかは関係なくアマチュアレベルの機材でもオーディオデータで直接録音しても、ミスった所を波形でずらしたり、切り貼りしたりで、後から直す事ができます。要するにもたったり、走ったりしたらその音の時間をずらせば良いし、音をミスったらさっくり正しい音を張ってしまえば良い訳でヘタはヘタなりにちゃんと楽しめたりします。




追記:


実はもう一つ思い出していた事がある。
当時まだMIDIデータでのやりとりが中心だったため、データの互換性というのが必要だった。MIDIの規格上はノートオン・オフ、コントロールチェンジ、プログラムチェンジなどの手順が定められているだけで、一部を除きコントロールチェンジの使い方やプログラムチェンジの使い方に互換が無い。そこで統一されたフォーマットということでGM(本来の業界標準)やらGS(Rolandの独自規格。但しGMの上位互換であり、事実上のデファクト)というのが出てきたのだが、要するにデータのやりとりを考えるとそれらの規格を備えた楽器を買っておく必要があった。後にYAMAHAのXGという規格も出てきて混乱するのだが、現在はGM2規格という事で落ちついたようだ。そうこうしているうちにネットのブロードバンド化も進み、良い圧縮技術の登場もあって、なにも苦労してGMやGSでデータを作るという事をしなくても、生の音声データで公開できる状況になった。・・・という事で、色々言ってても一応GS音源(SC-55mkII)とGS/GM2音源(SC-8850)とXG音源(MU80)は持ってたりする。過去色々なサイトに投稿したりもしてたし、他人様の曲を聴くために必要だったから。今は仕舞ってあるし、多分今後使わないだろうけどね。
結局、そういった音源は少ない波形メモリをやりくりして色々なジャンルに全方向で対応するようになってたから、自分の出したい音が容易に出せる楽器ではなかった。基本的にはプリセットをエディットして使う方法だったから、自分の欲しい波形が無い場合はNGと思っていい。それでもXGとかGSはフィルタも備えてたし、それにADSRを調整すれば色々な音を出す事は出来たんだけど、生楽器の音を極端にエディットして使うというのはどうもアクロバティックな解決法に思えた。その点、EnsoniqやKorgのヤツはシンセサイザーという作りだったので、ユーザメモリも持ってたし、単体での音色エディットも可能だった。無論データの互換性は失われるのだが。