ハードバップ

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ハードバップといえば1950年代に流行ったモダンジャズの一種。
ビーバップの流れから、ちょっとブルース側に傾倒したスタイル。
というのも、ビーバップと比べるとメロディ重視で聞きやすいし、よりコード進行を重視するから。
つまり制約が多いと言い換えても良い。余談だが、私も学生の時に楽典まではやったが、ジャズの理論は高度すぎて学んでいない。というか諦めました(T_T

で、
その中でも最も有名といえば、「チャーリー・パーカー」と言えるが
今日聞いているのはクリフォード・ブラウン&マックス・ローチの


「Clifford Brown & Max Roach / Clifford Brown」

という盤。ファンからはクリフォード・ブラウンのTpの音色が悪い(中音域が得意な彼が無理して高音域を絞り出していたり、とか、吹きすぎで唇の状態が悪い、とか)等、色々言われてしまうがそれでも「ハード・バップ」の名盤と言われるだけのことはある。この中でも「Daahoud」という有名曲が特に好きな訳だけど、「+2」を聞くと別テイクが入っている。別テイク(トラック10)を聞くと、あの弾きまくり(吹きまくり?)の素晴らしいソロが実はマックス・ローチのドラミングに牽引されているのが判る。(ソロの所でローチのスネア一発で引っ張られるのが判る。)

やはり只者では無かった2人なのだ。

でもこの天才のコラボという幸せな時は長くは続かない。
1954年3月にMAX ROACHとクインテットを結成。そして、このアルバムを出してから僅か2年後の 1956年に自動車事故で25年の生涯を閉じる。