Hybrid W-Zero3 販売終了

買ったばかりなのでショックでかいのですが。

要約すると、

Willcomが会社更生法の適用 → ソフトバンクの資本参入 → MVNOによってDocomo回線を借りているWillcomがMVNOの延長を断られた → MVNO対応スマートフォンのHybrid W-Zero3とUSBデータ端末のHX003ZTの新規契約が不可能に。

という事情もあるようです。


10年以上・・・DDIポケット時代から・・・Willcom回線を使っている一ユーザとしては、ちょっと悲しいですが、いわゆるケータイ PDC→W-CDMA/CDMA2000の発展に対し、音声などでは優位だったPHSが次世代への進化が送れたこと(XGP)が大きな問題でしょう。



でもなぁ・・・Androidケータイとか、iPhone、確かに魅力的なんですが、PHSにはPHSの良いところ・・・例えば音声通話でADPCMの採用によるリニアな音声通話が出来ることであったり・・・そんなんもあるので、なんか切り離されてしまう気がして、複雑な心境です。弱点でもあった周波数が高いことや出力が低いことは逆にSAR値の低いことにもなりますし、基地局を多く設置する必要があることは、基地局の設置コストが低いことで相殺できる気もしますし。
決してPHSが劣っていたこと(通話品質ではなく、Docomoと比較して利便性や、知名度、その他のサービスなどを総括して)が、今日の状況につながっている訳ではないのですが。


悪貨が良貨を駆逐する・・・ではありませんが。
VHSがβに勝利した・・・でもありませんが。


個人的には音声端末はPHSが良いと思っています。
お家では、相変わらず現役を引退したPHSが固定電話の子機になっていたりします。
(自営3版対応だったから、いわゆるデジタルコードレスフォンとして余生を送っています・・・もちろん、音は良いですよ。)

国内でスマートフォンというジャンルを牽引したのもWillcom(というかW-Zero3シリーズ)だったと思います。

WindowsMobile採用という足枷から、新しい流れ・・・iPhoneやAndroid・・・に追従できなかったのもありますが。(SHARPって会社は本来SL-ザウルスというLinuxベースのPDAを発売していた事実もあります。ある意味Androidのご先祖様?)

端末としても、音声端末機としていわゆるケータイに近づきたかったのか、スマートフォンとしてモバイル機器になりたかったのか・・・イマイチ軸がぶれてしまった感のある端末ではありますが。

それにしても、ねぇ。



  とりあえず



Hybrid買っといて正解でした。
そして、

iPhoneを買おうとも、iPadを買おうとも、Docomoとの契約が切れるまでは3G回線が定額で使えることに感謝です・・・。定額で3G回線がつかえるんだもん。
(途中で、Softbank回線になったら・・・ブチ切れるかも)