Into Battle

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「Into Battle / The Art of Noise」

Art Of Noiseの1st以前の「デビュー作」です。
EP盤でフルアルバムではなかったため「Who's Afraid of the Art of Noise?」が1stになるのですが、Beat boxやMoments In Loveが含まれていて原型というか、すでにArt of Noiseの個性のすべてが詰まっていました。
トレヴァーホーンの覆面ユニットいわれていたArt of Noiseですが、こうして聞くとJ. J. Jeczalikのサンプリングセンスの素晴らしさとAnne Dudleyの類い希な音楽センスが個性の中心にあることは否めません。
ちょっと脇にそれますが、トレヴァーホーンという人、プロデューサーとしてこの人が関与した作品はどれもキャッチーで確実にヒットチャートを狙える作品に仕上がるのですが、アーティスト側から見ると良い面ばかりでもないようで、1stアルバムはトレヴァーホーンのプロデュースだけど2ndからセルフプロデュースになっているという事が多い気がします。Art of Noiseの場合も例の漏れず、2ndアルバム以降はZTTからレーベル移籍してセルフ・プロデュースになっています。結論としてトレヴァーホーンはプロデューサーとして天才と称されることに何の異論も無いのですが。
Into Battleを聞いていると、その辺の事情というか、悪くいっちゃうと「さっぱりするけど、大事なところも削られちゃう」感覚がよくわかる気がします。Who's〜と比較して垢抜けてないというが原石なのです。
それにしてもAnne Dudleyってすごいですよね。たぶんArt of Noiseが先進的、前衛的でありながら根底に美しさを秘めていたのって、この人の音楽センスだったんだよなとか思いますね。