ウィルコム更生計画案提出、宮内氏がウィルコム代表取締役に

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ウィルコム更生計画案提出、宮内氏がウィルコム代表取締役に 

実質Softbankの傘下になりましたってことらしい。。。


うーん。

仕方ないけど、、、仕方ないけど、、、残念だなぁ。。。


もともとPHSって携帯電話じゃないところが強みだったんだけど。簡易的な携帯電話と見なされて、正当に評価されないままでここまで来てしまったのと、やはり1社だけってことで量産効果によるコストダウンや技術的な進歩といったメリットを享受出来ずに置いて行かれてしまったのが敗因かと。

昔の話になるけど、携帯電話はデジタル化されたとき(PDC)に、音声の符号化の関係でかなり音質が悪かったんだけど。その後、契約数の急増とかもあって、電波の使用効率の良いハーフレートになったりして、圧縮されてさらに音質が悪くなった。
携帯電話の符号化は、基本的にある一定周期の波形をパターンで近似した波形に置き換えることで大幅な圧縮をしているから、音質が悪いのが当たり前。対してPHSは32kbpsのADPCMによる符号化。こちらはPCMの簡易版というか、波形って意味で言えば隣接した2置換で急激に値が変化することには弱いけど、それを除けば基本的に元の波形に近いから、比較すると音質がよいというメリットがあった。

PDCフルレートで11.2kbps(符号化はVSELP)。PDCハーフレートなら3.45kbps(符号化はPSI-CELP)。FOMAは可変ビットレートで最大14.4kbps程度(符号化はAMR)。固定電話が非圧縮の64kbps(符号化はμ-law。普通のPCMと思って良い)。Skypeが24kbps〜128kbpsの可変ビットレートだ。
(ちなみにCDは2チャンネル、16ビットPCMでサンプリング周波数が44.1kHz、ビットレートは1400kbps程度。)

ビットレートだけ比較しても、PHSの音質が良い理由は分かりやすいかと。固定電話の非圧縮64kbpsの音質が良いのも当たり前。音質の順で言えば、CD >>> Skype >>> 固定電話 >>> PHS >>> FOMA >>> PDCフルレート >>> PDCハーフレートとなる。(当たり前だけど、電波の利用効率なら逆順になる。)


もともと当初の携帯は9600bpsの通信しか出来なかったけど、PHSは32kbps(プロトコルのオーバーヘッドを除いて29.2kbps)の高速通信が出来たおかげで、そういう高音質な符号化が出来たんだけど。そのおかげで、見なし音声通信(携帯、PHSにアナログモデムを接続してデータ通信を行う)で14.4kbpsという速度で通信出来たりした。当時は受け側の問題もあったから、携帯やPHSで直接通信を行うことが出来なくて、アナログモデムによる通信ってのが一般的だったんで、そういうメリットもあった。
元々電波が弱いから、移動しながらの音声通話で基地局の切り替えが上手く行かなくて切れるとか、携帯以上に基地局の整備が必要で、田舎に行くと電波がない・・・というデメリットもあったけど、幸い自分の行動範囲は電波があるところが中心だったから、それほど困らなかった。
だからこそPHSをあえて選んで使ってきたんだけど。

あえて言うけど、FOMAと比べてもPHSの音質はいいと思う・・・ただ相手がFOMAなら、FOMAの音質が上限になる。更にFOMA間の通信に比べてPHSとFOMAの通信は若干高い。だからPHSのメリットを享受できない事の方が圧倒的に多い。。。(Willcomの場合は更に当時の親会社が携帯電話のサービスを提供していたので、音声通信の優位性を訴えるとPDCのデメリットを晒すことになるので、音声サービスについて積極的に推進できなかったという事情もある)

最初に書いたけど、簡易的な携帯電話として見られれば、弱点だけが目立っちゃうし、音質の良さはPHS同士で使ってみなければ分からない部分だから、そもそも安物として見られてしまったのが不幸の始まりだったんだろうけど、ね。


次世代PHSとしてのXGPもかなり期待してたけど、もう実現することは無いかなと。そうこうしているうちにWiMAXとか普及してて、完全に乗り遅れた感もあるし。




個人的に今のSoftbankの回線を使うことにも抵抗あるから、WillcomCore3G(FOMAのMVNO)がサービス停止になれば、無難にFOMA一本化だろうな。