iPad用のSIM?

先日NTTドコモからiPad用のSIMを発売という発表があったが、とうとうドコモもSIMカードのみの販売に踏み切ったかという。これまでは通信網だけを提供する場合はMVNOという形で他社に提供する(日本通信もそうだし、WILLCOMの3Gもそうだし、イー・モバイルも一部そのようだ・・・)方針をとっていたのだけど、ついに自社で回線のみの提供を行うということになる。これで、これまでの端末+回線をセットと言う構図は崩れるのか、と。
総務省のSIMロックフリー化の話が現実味を帯びてくると、通信事業者は回線の品質+料金だけで戦うことになるなぁ、と。厳密にはiモードなどのサービスも差別化の要素としてあるのだけど、SIMロックフリーとなると端末側がすべてのサービスに対応することは難しいから、結局は回線だけの勝負になると思う。回線(土管)だけを提供すると言うことになれば、これまで以上にドコモの無線基地局が優位になってくるわけで・・・。Softbankも色々言われている(都心部は基地局を過密設置しすぎで実効率が上がらないとか、逆に田舎では電波が弱いとか・・・)が、実際のところ見せかけの価格競争に終始していたこれまでと異なり、土管の提供だけということになればこれまで以上に回線の品質を上げざるを得ないだろうし。

ま、これからしばらくはどうなるか見ものかもしれません。

端末に関しては海外勢の台頭で、日本勢が風前の灯になるかも・・・ですし。