Perl2Exe

Perl2exeって、Perlで書いたソースをコンパイルして、Windowsのexeファイルを作ってくれるヤツがあります。

Perlで書いたツールって普通は(インタープリタなので)、Perl環境が無いと実行出来ないのですが、それをWindowsとかの実行形式ファイル(Windowsならexe)に変換してくれるので、Perl環境が無くても実行出来るようになります。

PP(par)使えとか言われそうですが、あれって基本的にはPerlの環境一式とソースを丸ごとZIPで固めて、実行時に全部解凍して実行するだけなので、TempDirの下とかにゴロゴロ一式が解凍されてしまうのです。拡張子をzipにして解凍するだけでソースも取り出せるし。

でPerl2Exe。 コイツなかなか優秀で、以前から時々試用版は使っていたのですが、まず同じようにPerlをexe化してくれるPPと比較するとバイナリのサイズが小さくなるし、余計なものを解凍しないというメリットがあります。(Exe2Perlとかちょっと特殊な事をすればソースは取り出せてしまうようですが。)
基本的にはインタープリタなので実行速度もそれなり・・・というかインタープリタ環境と変わることもなく、本当にコンパイルしてくれてる訳ではないようです。仕方無いと割り切ったほうが幸せになれそうな感じ。
Perlでさくっと書いた文字列変換系のツールが簡単にWindowsで動くバイナリになってくれるのは便利です。Win32::GUIとかで手間を掛けて作ったアプリをPerl2exeでバイナリ化してフリーウェアとかで公開とか・・・できるんですね。。
同じのVCとかVBとかで作ろうとか思ったらどれだけ苦労する事やら。(ましてやVBSというかWSHで作ろうと思ったら・・・・ゾッとします。 え、えぇ、VBS嫌いですが、何か?)

試しにWin32::GUIとか、Win32::Registoryとかを使ったソースもコンパイルしてみましたが、ちゃんと動きそうです。でも、Win32::GUIとか使っちゃうと・・・もともとウインドウのプログラムって非常に面倒臭いので・・・せっかくのPerlのお手軽さがかなり消え失せてしまうのですが、とりあえずそういう使い方も出来そうという事が判りました。
Perlでバイナリ作れるって、色々と便利に使えそうな予感。


あまりに便利なので、ついポチッとしてしまいました。(とりあえず、Win32 Lite版、USD$49)
暇があればもうちょっと使い倒してみたい感じですね。 暇無いですが。。。全然。。。まったく。。。