キリンとサントリーの経営統合

キリンとサントリーの経営統合の話、日経新聞で13日に1面トップ、14日、15日と連日3面で取り上げられ、大きく取り扱われている。(リンク先は読売.com)

お互い国内の飲料としては勝ち組、有名ブランドも数多く抱える。統合すると重複する事業が多く、統合後の規模が世界5位という大規模な統合になる。2社共に国内でのシェアは上位で、今後世界での生き残りを目指すという。

で、ここで思ったのが国内半導体の事業再編である。日立とNECのメモリ製造部門が合併したエルピーダメモリの話と、日立、三菱の半導体部門が合体したルネサステクノロジとNECエレクトロニクスのマイコン製造部門が合体する話。どちらも、国内でのシェアは高く今後の世界シェアを見据えて統合した(する)と言うが、実際どうなのか。エルピーダメモリの件で言えば、当初は汎用DRAM製造に力を入れて世界シェア上位を目指していたが、韓国勢、台湾勢などに押され、汎用向けから高付加価値路線へと舵を取り直している。同時に国内への販売が増え、国内シェアは高いが世界シェアはそれなりといった状況になっている。

果たして、キリン、サントリーは世界でのシェアを得れるようになるのか?