Solaris10 10/08

いまさらですが、Solaris10 10/08のx86版を試してみました。

以前、Solaris9のx86版を触ったときの印象が悪く、何となく不安定という印象だったのですが、それなりに安定して使えそうな感じです。さすがにこのところx86に力を入れているからかなぁ・・・という印象です。

いきなりDVD起動で、「Configure Devices」表示のままで固まったのはびっくりしましたが、刺さってたSound Blaster Live!のボードを取り外すと何事も無かったかのように動きました。


ただ、見た目はSPARC版と異なります。 OpenFirmwareが無いし、ブートローダがGRUBと言うのもあって、かなりLinuxっぽい雰囲気です。Xが上がってしまえばいつものSolarisなんですが。

ちょっと驚いたのが、コンパイルの速いこと。OpenSSLとかBindとか適当にコンパイルしてみたんですが、とにかく速い。
Pentium4 3GHzのマシンですから、Intelとしてはそれほど速くはないプロセッサなんですが、普段使っているUltraSPARC IIIiの1.5GHz×2と比較しても速く感じます。(UltraSPARC IIiの400MHzと比較すると雲泥の差です・・・) Solaris10のJava Desktopになってかなりもっさりというか遅く感じていたのですが、これなら全然気にならないです。

逆にちょっと面倒だなと思ったのが、ビデオカードの設定。最近のLinuxがかなり自動で色々設定してくれる事と比較すると、数年前のLinuxという感じ。この辺り、もうちょっと使い勝手が良くなればなぁと。
(Xsunを使う場合はkdmconfig、Xorgを使う場合はXorgcfgを使うかxorg.confを手で弄るか)