iPhone発表の講演のデモンストレーションで、そのハードの高性能ぶりを印象づけたのはセガの「スーパーモ ンキーボール」のデモだろう(筆者は、アップルのストリーミング配信で視聴)。このゲームは2001年にゲームキューブ用に発売されたパズルゲームで、直 感的で展開の速いゲームプレーが高く評価された。また、日本以上にアメリカでヒットしたゲームでもある。
セガの北米チームが開発したiPhone版は、位置センサーを利用して傾けながら遊ぶようになっており、 iPhoneが現状の他の携帯ゲーム機にない魅力を作り出せる可能性を上手くアピールしていた。ハードの性能的にも、「ニンテンドーDS」より上で、「プ レイステーション・ポータブル(PSP)」並みのグラフィックス性能を持っている印象を受けた。
iPhoneの8ギガバイト版は199ドルで、日本円なら2万1000円程度になる。もちろん、今後発表される携帯電話としての料金プランを考慮する必要はあるが、DSが1万6800円、PSPが1万9800円であることを考えるとハードとしては安い。
さらにアップルは、iPhoneを携帯電話としてだけでなく様々なアプリケーションの新しいプラットホームとし て位置付けようという戦略である。既存の携帯ゲーム機に対して、ビジネスモデルでの挑戦を正面から行うことになる。記憶メディア不要のゲームビジネス時代 の幕開けを告げるハードになる可能性があるからだ。
ここしばらくiPhoneの話題が独占状態ですね。
確かに興味はありますけど、実際のところiPhoneがすぐに受け入れられるのか、とりわけガジェット好きを除いた一般層に受け入れられるのかという点ではどうかなと思いますけど。
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