ソニーは製造コストの安い新タイプの太陽電池を開発した。原材料にシリコンを使わない。半導体技術の代わりに印刷技術の応用で作れ、製造費が現在普 及しているシリコン型の5分の1から10分の1になる見通し。安定性を高め、光を電気に替える変換効率で実用化への目安とされる10%を達成した。 開発したのは色素増感太陽電池。この春、スイスの研究者が持つ基本特許が切れた。次世代太陽電池の最有力候補で、国内外で研究開発が盛ん。ソニーが太陽電池を事業化するかどうかは未定だが、新技術を武器に新規参入する可能性が出てきた。色素増感型はシリコン型と比較すると、変換効率が若干劣るようだ。(シリコン型で18%、色素増感型では液体で11%、非液体で10%)代わりに製造コストが安いというメリットがある。また液体では液漏れなどがあり安定性に課題があるが、非液体では液漏れなどが防止できるため、安定性も期待できるようだ。
ソニーが新型太陽電池、製造コスト最大10分の1・事業化の可能性
ソニーが新型太陽電池、製造コスト最大10分の1・事業化の可能性
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