米ヤフー、マイクロソフトと攻防激化・買収価格は「過小評価」

米ヤフー、マイクロソフトと攻防激化・買収価格は「過小評価」
米ヤフーは7日、同社の買収をめざすマイクロソフト(MS)に対し、「企業価値を下回る内容でのいかなる買収も認 めない」とする書簡を送り、従来価格で26日までに買収に合意するよう求めるMSに反論した。「多くの株主がMSの提案は過小評価だとみている」とし、買 収実現には買収価格の引き上げが必要との認識を示した。MSが設定した合意期限に向け、両社の攻防が激しくなりそうだ。

 ヤフー取締役会はMSのスティーブ・バルマー最高経営責任者(CEO)にあてた書簡で、現金とMS株を組み合わ せて一株31ドルとした当初の買収価格について、「ヤフーと株主にとって最善ではない」と改めて強調。MS株価の下落でその後、買収金額が著しく目減りし ているとも指摘した。
 MSは5日にヤフーに送った書簡で、買収価格に関し「われわれの提案はヤフー株主に最高で公正な価値をもたらす唯一の選択肢」と述べ、価格引き上げを否定している。現時点では両社の認識は乖離(かいり)が大きい。

要するに、もっと高くしろ!と。