Syd Barrett

実は2度目。ちょっと、真面目に書きたかったので。


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「The Madcap Laughs(帽子が笑う…無気味に)  /  Syd Barrett」(1970)


壊れたダイアモンドと呼ばれた、シド・バレット(本名 ロジャー・キース・バレット)のソロ1枚目となるアルバム。。ただし、他の多くのミュージシャンのように幸せなソロアルバムでは無い。よって、あえて邦題も記載するが。 彼はあのピンク・フロイドのオリジナルメンバーである。ピンク・フロイドの1stアルバム「夜明けの口笛吹き」に収録された楽曲はほぼ彼のペンによるものであり、その才能は飛び抜けていた。 ちなみに画家を目指していたという経緯もあるが、本質的にアーティスト肌の天才型の人である。 そして1stアルバム「夜明けの口笛吹き」をリリースした後で初のアメリカ・ツアーに出た先でその精神疲労とドラッグ(LSD)過多により、次第に、いや、急激にシドの精神は不安定になっていく・・・と言われているが、実際にはもっと早くから非道かったらしくメジャーデビューの時点で、もう完全にぶっ壊れてたらしい。 今で言えば「脅迫性神経疾患」を患ってたらしいが。 レコード会社としては彼の名を利用したいという思いもあり、ソングライターとしてバンドに残る事になる。 が、それも無理という判断が下され、シド抜きでバンドを続行、リーダーはウォーターズという状況になる。 そういう状況にあっても、曲は作っていたようで、 おおよそまとまらない楽曲をかつてのメンバーであるロジャーやデイヴの力により無理矢理まとめられたのが本作である。 聞きすぎるとかなりブルー入るが、 そのメロディセンス、天才と奇人紙一重ともいえるすれすれの歌詞、 幽玄のヴォーカル・・・ サイケデリック・ブルースの名盤と言える作品である。 2006/07/07に永眠されたそうだが、本当に残念な話だ。 彼にとってはやっと訪れた平穏なのかも知れないが。