ふと思い出したんだけど、YAMAHAのVA音源 VL1を触ったとき2音ポリだったけどシンセリードの音がとても良くて、これはいつか買いたいと思っていたんですが、高くて(47万円)手が出ませんでした。その後、VL70-mという音源が非常に廉価(¥59,800)で出て、買ったんですが、全然使いこなせなくて。結局、使われないまま放置プレイなんですが、同じソロ音源ならKORGのプロフェシーを買っておけば良かったかも知れない・・・と今更後悔しました。
それにしてもM3にしろ、EXB-RADIASにしろ、バーチャル・パッチの機能が非常に強力でシンセっぽい音を出したいときに非常に重宝するのですが、10〜15年ほど前には市場に出ている音源がほぼ全てPCM音源という時代で、いわゆるアナログっぽい音がなかなか出せないでおりました。そういう意味ではこのところアナログ音源(というかレゾナンス)の良さも見直されてて、シンセ好きにはいい環境になりました。VSTというか、ソフト音源の進化もあって、選択肢が沢山あるのはいいことです。
ところでシンセの音源を考えると、減算合成(フィルタで音作りするアナログ系)、加算合成(KAWAIのKシリーズやオルガン)、乗算合成(いわゆるFM音源)、PCMと色々あるのですが、それ以外の音源方式というのはなかなか見ないですね。前述のVA音源もそうですが、一時はモデリング音源がちやほやされてた時期もあるのですが、その後はぱったりと見なくなった気がします。
もうそろそろ新しい音源方式が登場してもいい気がするのですが、世はソフトシンセ(VST)の時代。いまさら、面白い音源を備えたハードウェアとしてのシンセサイザーは出てこないのかも知れません。
寂しい気もしますが。
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