ElectribeMX

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先日YouTubeで見つけた、Denkitribeという方(日本人らしい)のElectribeとかRB-338とかで作られた作品ですが、どれもこれもレベルが高い。思わず聞き入ってしまいました。
機材も沢山お持ちのようで(所有しているかは知らないですけど)、Kaosslator、KaossPad KP3、KaossPad mini、ElectribeMX、ElectribeSX、ElectribeA、ElectribeR、ElectribeSmkII、Evolver、LiteII、Nord Micro Modularなんかを使って居られます。(クセのありそうな機材が多いですね。)

自分的にもここ数ヶ月機材のハードウェア回帰というか、何となく「やっぱハード音源っていいなぁ」って感じだったんですけど、氏がリアルタイムで操る映像を見て改めてハードウェアの素晴らしさを感じたというか、Electribeのリアルタイム操作ってこんなに音楽的だったんだなぁ・・・と感動しました。

ちなみに言い訳?ですけど、テクノ系の音楽のご先祖とされる「クラフトワーク」や「ノイ」なんかは、プログレッシブ・ロックと分類されることが多かったようです。(もっと言うとジャーマン・プログレの一派として片づけられてたらしい)そういう意味からテクノ=プログレの一派と捉えるのもありですが、逆にGong(プログレバンド)のギタリストである、スティーブ・ヒレッジなんて、今はSystem7(テクノ)としてもご活躍されてたり、タンジェリンの例があったりと、それほど遠い関係でも無いようです。

で、ElectribeMXなんですが、とても数万円の機材とは思えないです。もちろん、外部にコンプやその他エフェクタを噛ませる必要はあると思いますが(場合によっては外部音源も必要かと)、なかなかいい機材ですよね。オペレーションもしやすそうですし、出音も悪くないし。
私としては、数年前楽器屋で見かけたときに、「こけおどしの真空管」「テクノ専用」「おもちゃ」と思っていて、全然触ってみることすらしませんでしたから、なんか恥ずかしい感じなんですが、今更面白そうな機材だなーとか思ってたりします。
ヴァーチャル・アナログ(アナログ・モデリング)というのも随分と進化してるんですね。ヴァーチャル音源と言えばヤマハのVL-1を触って一目惚れした過去があって、VL音源は所有してたりするんですけど、アナログシンセのエミュレーションはそんなに興味無かったから、どうしてもPCM音源にばかり目が行っててアナログ・モデリングは小馬鹿にしてた気がするのですよ。一応、MS2000は持ってますし、RB-338なんかも持ってます、(もっというとEnsoniq ESQ-1もアナログなんですけど)。でも次の世代というかNord LeadだったりVirusだったりRADIASだったりという機材を買ってみようという気が無かったんで、すっかり世の中に置いて行かれた気がしてます。
少しづつではありますけど、KORG M3も遊んでます。オールインワンだから仕方ないのですが、パラメータが異様に多いのと、ツマミで簡単に触れる感じじゃないので、ちょっと操作性に不満あったりしますけど、弄り倒したらそれなりの音が出せそうです。(Electribeほど割り切ってないから、そういう音を出すのは苦労しそうですが)