セキュリティ

セキュリティなんてものは、面倒くさいもの以外なにものでもない。だから、セキュリティ屋さんが一般の人に「パスワードを必ず掛けろ!」とか、「強いパスワードを使え!」とか言ったところで実施するわけがないのだ。強制したところで、抜け道を見つけてしまうし。

セキュリティというものは必ず、利便性を犠牲にするものである。
例えば、ウイルス対策ソフトなんてものは、本来利便性の向上には寄与しない。
OSのファイルアクセスやプロセス生成やソケット利用をフックして、しかもチェックしなければならない。
何もない場合、これは単に重くするだけである。


以前から感じていたことだが、セキュリティというのは、詰まるところ可用性の観点から見ると障害物なのである。


で、セキュリティ屋はアプリ屋に文句を言われるのだな。「動かない」と。
そうじゃないのだよ。
動く条件ってのを、ちゃんと煮詰める事が大切なんだよ。


いい加減「動かないとダメなんです」って泣きついてくるのは止めてほしいなぁ。