価値観的には歌詞の世界観が非常に重要な谷山浩子様とか大槻ケンジ氏とか、あの辺でもあくまで音がナンバーワンです。
で、歌詞というか、LyricはSKETCH SHOWの1stから引用して
I Do Something Wonderful To Youこんな無機質な歌詞でも感動したりしました。音の洪水であって、普通の人は感動しないのかも知れませんが、私にとっては、あの音は惹かれるモノがあった訳です。
I Do Something Wonderful To You
キミ ナニカ ステキ スル
ボク ナニカ ステキ スル
You Do Something Wonderful To Me
I Do Something Wonderful To You
キミ ナニカ ステキ スル
ボク ナニカ ステキ スル
行間を読ませるというか、逆に語らない分、色々と連想できる余地があるという観点では素晴らしい歌詞だと思うのですが、どうでしょうか。
多分、デンタクのパロディだと思うのですが。(全然理解不能な方は、デンタクでも聴いて出直してきやがれっ。)
偉そうな批評家たちがクラフトワークのことをデジタル時代の夢想家だと言って非難するときに本作は槍玉に挙げられそうだ。だがそうした評価は、 「Home Computer」「Computer Love」(片手でのタイピングのことを讃えているわけではない)といった曲のことを考えれば、あまりに安直としか言いようがない。とは言え、デジタル・ サウンドの聖者という称号をクラフトワークに負わせてしまったら、本作の淡々としたウィットとあまりにも人間的な遊び心とを完全に見逃してしまっている。 「Pocket Calculator」「Numbers」(この曲の歌詞は、1から8までをただ単に数えているだけだ)は、あまりにひどい教育的プログラムに対する冗談 半分の反論と言えるかもしれないが、嫌味な学者のような気配も感じさせる。つまり本作は、クラフトワークのキャリアの中でも最高に矛盾に満ちた愛すべきア ルバムなのだ。なんと言っても、テクノロジーに対してこれ以上ないほどの病的なこだわりを見せながら、同時にこのうえなく人間味にあふれているのだから。 (Jerry McCulley, Amazon.com)
本家のDentakuにも言える事だけど、本質にある社会風刺や、知的な側面も感じ取って欲しいな。
音楽に限らず、アートってそうやって勝手に解釈して楽しむモノだと思うから、ね。
面白いじゃん? そうやってアーティストと距離感を縮めるのって。
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