ある世代以上の話ですがゴダイゴのモンキーマジックと言えば、孫悟空(堺正章)とお師匠さま(夏目雅子)というイメージですが、実はイントロのあの音を作るのに逸話があったりします。モンキーマジックのイントロと言えば、イントロのシーケンスフレーズは有名な訳ですが、実はあのシーケンスフレーズが「気合い一発の手弾き」というのはあまり知られてないようですね。
電子音楽の歴史の中では、世界の「富田勲」が語られることが多く、もっと古くは黛敏郎によるミュージック・コンクレートやNHK電子音楽スタジオによる試行錯誤の歴史が語られる訳ですが。。割と早い時期にミッキー吉野がシンセサイザを取り入れてポピュラー・ミュージックの世界で利用した人物と言うことは語られないのです。個人的にはミッキー吉野は天才だと思ってます。プレイヤーとしてもアレンジャーとしても。見た目はアレですけど。帰国子女の彼にとってはあの程度のハネた音楽は普通だったのだと思います。シンセサイザに対する先見性もありましたし。
で、
黛敏郎といえば、幼少の頃、日曜日の朝は「題名のない音楽会」を楽しみにしてました。
当時はあれほど高名な先生とは知りませんでしたが、黛先生の上品な語り口と鋭い目線で音楽の楽しみを教えてくれた素晴らしい番組だったと思います。
(番組でジョン・ケージの4:33を取り上げられていたと記憶しています。あれは本当に衝撃的でした。やさしい黛先生は解説されてましたが・・・。)
ミュージック・コンクレートの話にしても、先生は日本人に紹介した程度であって、彼の本当のところは「涅槃交響曲」で見せた音色へのコダワリでは無かったのか・・・と思っています。
最終的には日本人が「プログレッシブ」な音楽を創成した事実はある・という事にまとめたいんですが、脱線しすぎました。
え・・・と、ミッキー吉野というかゴダイゴの話題を書こうと思ってたんですけど・・・。
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