黒澤明 「夢」

CSでやってたので、久々に観てみました。

・・・。何だ、全然悪くないじゃん。ってのが感想。思わず見入ってました。

昔観たときは面白くないって思ってたんだけど、確かに娯楽映画としては全然駄目な作品かも知れないけど・・・嫌いじゃないです。
どっちかって言うと、芸術作品。見るじゃなくって、観ればいいんだと気づいた。
直前に伊丹十三の大病人を見たので、余計に楽しめたのかも知れませんね。真逆だもの、作り手の思想が。作中で出てくるゴッホの如くただただ淡々と描いている。ゴッホの台詞から・・・「何故描かんのかね?」
しつこく繰り返すが、娯楽作品の映画として見るのはダメ。理屈をこねてもダメ。ただ、ぼけーっと観るのが正しいと思う。ちょっと説教クサイけどスルー力が試されてると思えば何てことは無い。