千日回峰行:最難関の「堂入り」、32歳・星野師が達成

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千日回峰行:最難関の「堂入り」、32歳・星野師が達成
「堂入り」は、不動明王と一体になるための修行で、一切の飲食を絶ち、不眠不休で10万回もの不動真言を唱え続ける。激しく衰弱し、生きて堂を出られるか分からないため「生き葬式」と称される天台宗最大の難行。挑戦する行者も星野さんが6年ぶり。

 星野さんが比叡山中の明王堂に入ったのは13日午後1時ごろ。1日1回、お供え用の水をくみに行く以外は堂にこもりっきりで、5日目から許されるうがいのほかは何も口にせずに不動真言を唱え続けた。

 21日午前1時すぎ、お供え用の最後の水くみに行った後、堂内で僧侶約20人と読経。同3時ごろ、約600人の信者が不動真言を唱える中、堂の正面の扉が開かれると、星野さんは自分で歩くこともままならない状態で、両脇を僧侶に支えてもらいながら堂を後にした。
荒行としては実はここからが正念場なんだそうです。凄いですよね。こんな事をやって意味があるのかと言う話もあるのですが、実は宗教と麻薬というのは切っても切れない関係があって、例えば「宗教上の集まり」が「集団でキノコで幻覚を見る」だったりするのです。誤解を受けるとアレなんで、補足しますけど、あくまで、深い信仰があってのことです。普通の人がラリっても、ロクなことにはならないそうです。60年代ヒッピー文化の中で若者がLSDとかでラリって、あるものはぶっ壊れ、あるものは死に、そして限られた人が優れた芸術家になったりした訳ですが、教えのない状態でそういう幻覚剤みたいなのを使うと大変危険だという事です。 で、荒行の中でも要するに脳内物質だけで幻覚を見るというか、いわゆる「ナチュラルハイ」状態を誘発する為の行らしいのです。そこで多分、神の姿を見るのでしょうけど。それで悟りを開くというか、多分精神的に進化するのでしょう。本当に偉いです。欲にまみれて生きている私には絶対無理。